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2006/05/14

かつてはこどもだった

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―――――今こどもでない人も、かつてはこどもだった

すべての人は、こどもかこども経験者であるにもかかわらず、〈こども〉とは、とらえがたく、はかり知れない存在です。
こどもとは単なる幼い人ではありません。こどもとは人が人となるために通過する重要な時期であると同時に、人が人であるための原点ともいえるでしょう。そのため、こども時代が過ぎ去っても心の中には〈こども(の自分)〉が存在し続け、人はその〈こども〉と常に向き合い、悩み悶えながら生きていかねばなりません。  〈豊田市美術館HP 内なるこども より)

GWに前々から気になっていた豊田市美術館へ。ここは展示されてる作品はもちろんのこと美術館そのもの、建物自体もステキなのです。ニューヨーク近代美術館MOMAの設計者で知られる谷口吉生氏の設計でなんともスタイリッシュ。なのに庭園のなかには茶室があったり。とにかく美術館そのものがとてもキレイ。

The_chird そう。それで今回は開館10周年を記念した企画展―内なるこども(The Child)―も観てきました。約40名弱のアーティストらによる作品展。それぞれ自身の子供だったり、それぞれの想う子供像だったり、どれも興味深い作品ばかりだったけれど、どうだろう?自分が日本人だからか、日本人の子供が描かれてる作品に目が留まりますね。特に写真。どれも30年代だったりで、私の知ってる時代風景ではないけれど、観てると胸が「キュン」とする感じを受けてしまったり。この作品たちを見るとちょっと自分も子供の頃にタイムスリップしたような反面、大人として子供を客観的に見ることができたり。なんだか不思議な感覚を抱いてしまいます。

昔懐かしいこどもたちに出会った こどもたちに手をひかれ あなたは記憶の旅人となる そこには過ぎ去った時のなかで 生きつづける〈わたし〉がいた (内なるこども 追憶の小径より)

まさにこんな感じ。

そして、豊田市美術館は所蔵品も魅力的なのがたっくさん

2006_050600151_1  壁一面に描かれているのはジョセフ・コスースの「分類学(応用)ナンバー3」

画面中央の赤いのはジェニー・ホルツァーの「豊田市美術館のためのインスタレーション」いわゆる電光掲示板ですねー。

奥に潜んでいるのが中原浩大の「レゴ・モンスター」大量のレゴブロックで作り上げられてます。

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私のお気に入りがコレ。小沢剛「グローブ・ジャングル」見ての通り、ジャングルジムですよ。ジャングルジム。公園で見かけるのは大抵コドモ用ですからカラフルなんですけど。これはシックに素材そのまま。鉄色。でもね、まわりにたくさーんプリクラちっくな写真シールが貼り巡らされてます。もちろん展示品ですから、乗れるワケがない。と思いきや乗ってOKなんです。ある程度お約束がありますが。美大の学生さんたちかな?乗ってグルグル楽しそうに遊んでました。

Rp ランドセルがいっぱい。どれも個性的でオシャレ。と思いつつもこのランドセルたち、ワシントン条約で取引が禁止されている動物たちの皮革で作られたもの。手前からダチョウ/コブラ/カバ/イワシクジラ/カイマンワニ/ヨシキリザメ/タテゴトアザラシ。可愛ければイイっていう考え方について、考えさせられる作品かもしれない。ちなみにコレ村上隆の作品だったりします。

2006_050600411 すっと伸びた木立のなかに存在感を示すのは金子潤の「ワイド ダンゴ」館内に収められた作品もいいけれど、屋外の作品も忘れてはいけません。館内の作品はちゃんとそこに連れて行ってくれるじゃないですか、美術館そのものがそういう造りでしょ。でも屋外の作品って自分で探さないと見逃すことがあったりで。だから屋外の作品探しは何気にスキなのです。

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